Wiresharkのインストール手順メモ
あるシステムの稼働環境構築に伴ってネットワークの通信状態を確認する必要があり、通信解析ソフトの「Wireshark」をインストールしたので、備忘録としてメモします。
よく分からないけど試してみようかな?と思っている方の参考になればと。
Wiresharkとは?
様々な通信プロトコルに対応した通信解析ソフトウェアです。
GPLライセンスのオープンソースソフトウェアなので(ライセンスの規約に則っていれば)無料で使用可能です。
利用にあたっては特にアカウント登録などの手続きも不要なので、とりあえずは下記手順に従ってインストールしてみましょう。
インストーラーのダウンロード
まずは下記サイトからインストーラーをダウンロードします。
ヘッダーメニューにある[Get Acquainted]の[Download]をクリックするとダウンロード画面に遷移するので、インストーラーをダウンロードします。(今回はWindows用を選択)
自分のPC内にインストーラーがダウンロード出来たら、さっそくダブルクリックしましょう。
記事執筆時点のバージョンは4.0.7でした。
インストール実行
インストーラーが起動したら、早速、インストールを進めましょう。
“GNU GPL”ライセンスであることを確認します。
ここではライセンスについての説明は割愛しますが、利用できる範囲・条件をキチンと把握しておきましょう。
援助についての記載です。興味があればリンクをクリックしてみましょう。
インストールするコンポーネントを選択します。
今回はひとまずそのまま、一通りのチェックがついた状態で進めます。
ショートカット作成とファイルの関連付けについての設定です。
デフォルトではスタートメニューへの登録にチェックが入っています。デスクトップアイコンの作成、ランチャー登録が必要であればチェックを追加します。
ファイルの関連付けについてはチェックを入れたままにします。
関連付けは外れていると後で面倒になるので、チェックを外さないようにしましょう。
インストール先のフォルダを選択します。特にこだわりがなければこのままで。
パケットキャプチャの「Npcap」も一緒にインストールしますので、チェックは付けたままで。
「USBPcap」をインストールすると、ネットワーク通信だけでなくUSBインターフェースでの通信もキャプチャできるようになります。
今回はネットワーク通信のみでよかったので未チェックで進めます。
ここまで進めるといよいよインストールが始まります。
果報は寝て待て。。。
途中で、「Npcap」のインストールが挟まります。まずはライセンスの確認。
管理者のみ使いたい場合、モニターモードを有効にしたい場合、WinPcapで動作させたい場合はそれぞれチェックを入れます。
お試しで使う分には特にチェック不要かと思います。
「Npcap」のインストールが完了しました。
自動で「Wireshark」のインストールに戻るので、完了を待ちます。
無事にインストールが完了しました!
起動確認
インストール時の選択に従って、スタートメニューやデスクトップアイコンが作成されていると思いますので、そこから起動してみます。
「ようこそ」と表示されれば起動OKです。
解析したいインターフェースを選択するとパケットのキャプチャが始まりますので、フィルタ指定を使うなどして、対象となる通信のデータを収集・解析することができるようになりました。
ひとまず今回はここまで。