SQL Server Management Studio(SSMS)のインストール手順
SQL Serverを使用する際、コマンドラインでも使用はできますが、クライアントアプリケーションがあると何かと便利です。
今回はSQL Serverのクライアントアプリケーションとして最も一般的な「SQL Server Management Studio(SSMS)」のインストール手順、およびSQL Serverへの接続について解説します。
インストーラの取得
SQL Serverをインストールした直後であれば、インストールセンターのメニューからダウンロードページを開くことができます。
そうでない場合は、直接Microsoftのダウンロードページを開いてください。
この時、素直に「SSMSのダウンロード」からダウンロードすると、英語版のインストーラがダウンロードされます。
もちろん英語版でもそのまま使用することはできるのですが、日本語版は別にあるので、日本語版が良いという人は注意しましょう。
日本語版をダウンロードする際は、[使用できる言語]のリンク先にある言語のリストから、日本語を選択してダウンロードします。
インストール実行
ダウンロードしたインストーラを実行します。
インストールする場所を変更できますが、特別な理由がなければそのままで[インストール]を押します。
完了画面になればインストール完了です。
簡単ですね!
SQL Serverへの接続
SSMSをインストールしたら、インストール済みのSQL Serverへ接続してみましょう。
スタートメニューやショートカットからSSMSを立ち上げると「サーバーへの接続」ダイアログが表示されます。
サーバーの種類は”データベースエンジン”のままで良いですが、”サーバー名”と”認証”については、接続する環境に合わせた設定が必要です。
サーバー名
接続対象のインスタンスが「既定のインスタンス」であれば、サーバー名(localhost or マシン名 or IPアドレス)のみで接続できます。
「名前付きのインスタンス」の場合は、サーバー名と並べてインスタンス名も指定する必要があります。
"サーバー"\"インスタンス名"(例:localhost\SAMPLEDB)
認証
SQL Serverへ接続する認証方式を選択します。
“Windows認証“を選択した場合は、Windowsへログインしているユーザー情報を使用するため、ユーザー名とパスワードの入力は不要です。
ただし、当然ながらWindowsのログイン情報が共有できる環境である(同じマシン内のSQL Serverに接続する場合など)といった制限があります。
一方、”SQL Server認証“はユーザー名とパスワードを入力して接続します。
外部アプリケーションから接続する場合などはユーザー名・パスワードを使用することになると思いますので、接続確認の意味も含めて、こちらの方式を使うことも多いと思います。
接続確認
サーバー名と認証方式を設定したら[接続]を押します。
左ペインのオブジェクトエクスプローラーに、接続しているインスタンスの情報が表示されれば接続完了です。
接続エラー(信頼されていない機関~)
接続時に「信頼されていない機関によって証明書チェーンが発行されました。」といったエラーが表示されることがあります。
この場合、本来であればルート証明機関をインストールするといった手順が必要になりますが、開発環境などで特にそういったものが必要でない場合は、手っ取り早く解消する方法もあります。
“サーバーへの接続”ダイアログで[オプション]ボタンを押します。
表示された項目の「サーバー証明書を信頼する」チェックボックスにチェックを入れいます。
これで暗号化証明書に関するエラーが解消されますので、再度[接続]ボタンを押して接続確認を行います。
まとめ
SQL Server Management Studioのインストール手順と、SQL Serverへの接続方法について解説しました。
SSMSはデータベースの参照・操作はもちろん、認証やユーザーなど様々なSQL Server設定、レプリケーション設定、バックアップ・復元操作など幅広い場面で活躍します。
しっかりと使いこなしましょう。