【Windows】勝手にウィンドウが最小化される?
Windowsで画面を操作しているときに、開いていたファイルやフォルダが勝手に最小化されてしまうことはありませんか?
慌てなくても大丈夫。実はそれ、Windowsの標準機能のせいかもしれません。この機能や無効化する方法について解説します。
Aero Shakeとは?
ウィンドウのタイトル部分を掴んで左右に振ることで、掴んでいるもの以外のウィンドウを最小化する機能がWindowsの標準機能として搭載されています。
「Aero Shake(エアロシェイク)」といって、実は結構昔から(Windows 7の頃から)Windowsには標準搭載されています。
Aero Shakeの操作方法
既に記載していますが、
ウィンドウ上部のタイトル部分を掴む(マウスならクリックしたまま長押しの状態)
掴んだまま左右に振る(2往復くらい、ササッと)
と、これだけです。
そうすると、掴んでいるウィンドウ以外はすべて最小化されます。
最小化を戻すには?
エアロシェイクで最小化されたウィンドウは、もう一度エアロシェイクの操作を行うことで元に戻すことができます。
間違えて最小化してしまった場合は、慌てずにもう一度操作しましょう。
Aero Shakeを無効化したい(Homeエディション)
簡単操作のエアロシェイクですが、その分、意図しないタイミングで発動してしまうこともあります。無効化する方法はいくつかありますが、一番簡単であろう方法を紹介します。
まず、[スタートメニュー]>[Windows システムツール]>[コントロールパネル]を開きます。
コントロールパネルから、[コンピューターの簡単操作]>[マウスの動作の変更]を選択します。
表示された設定項目の中で、[ウィンドウの管理を簡単にします]の中にある[ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします]にチェックを付けて、[適用]を押します。
これで、エアロシェイクの機能が無効化されました。
ただし、設定項目の記載にもあるように、ウィンドウを画面の端に持って行ったときに整列してくれる機能(エアロスナップといいます)も併せて無効化されてしまいます。
Windowsのエディションが”一般用・個人・家庭向け”のHomeの場合は基本的に上記の方法となりますが、Home以外のエディションであれば、次の方法でエアロシェイクだけを無効化することも可能です。
Aero Shakeを無効化したい(Home以外のエディション)
WindowsのHome以外のエディションであれば、ローカルグループポリシーエディターでエアロシェイクの機能だけを無効化することができます。
Home以外を使っているということは多少慣れていると思いますので、手順だけ記載しておきますね。
[Windowsキー]+[R]を押して、[ファイル名を指定して実行]を開く
“gpedit.msc”と入力して[OK]ボタンを押し、「ローカル グループ ポリシー エディター」を起動する
[ユーザーの構成]>[管理用テンプレート]>[デスクトップ]を選択し、[Aero Shakeのウィンドウ最小化のマウスジェスチャをオフにする]を開いて[有効]にチェックする
[適用]で設定を適用する
以上で無効化されると思います。
Homeエディションでもローカルグループポリシーエディターを使えるようにすることはできるのですが、若干難易度が高い手順になるのでここでは割愛します。
インターネット上に情報はたくさんありますので、興味があればチャレンジしてみてください。