IT用語解説

“MACアドレス”とは?~だいたい伝わるIT用語解説

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ネットワーク環境の構築を行うときや、あるいは新しいシステムの導入時や異なるシステム間でデータ連携を行う際に、「MACアドレス」という言葉が出てくることがあります。

今回はこのMACアドレスについて解説します。

MACアドレスとは?

Media Access Control Address」のことで、ネットワークに接続するためのインターフェースに付与される固有の番号のことです。

インターフェースとは?

異なる2つのモノを繋ぐ部分のことをインターフェースと言い、特に、今回の話題でいうインターフェースとは「ネットワークの接続機器」を差します。

ITにおけるインターフェースは、機器の接続部分の他、異なるシステム間のデータ連携形式のことを差すこともあります。

なお、ネットワークケーブル(例えばLAN線)を物理的に接続する端子のほか、無線LANに接続するアンテナなどもMACアドレスを付与する対象となります。

そのため、ルーター・サーバー・HUB・PCのような機器の他、身近なところではスマートフォンの内蔵アンテナなどもMACアドレスを持っています。

様々な機器がMACアドレスを持っている

表示形式は?

MACアドレスは16進数12桁で表され、通常は”0~9″+”A~F”の値の2桁×6組の組み合わせで表現されます。

  • 12-34-56-78-90-AB
  • 1A:2B:3C:4D:5E:6F

のように、ハイフン(-)やコロン(:)で2桁ずつ繋いで表すことが多いようです。

前半6桁がベンダ識別子、後半6桁がベンダ内での管理番号となっているため、前半の番号を調べることでどのメーカーの機器か分かります。

世界に一つだけの番号

MACアドレスは異なるインターフェースで重複することはなく、基本的にすべてのインターフェース・機器がそれぞれ独自の番号を持っています。

そのため、特定のネットワークに接続しようとするインターフェースをMACアドレスで制限(フィルタリング)することにより、意図しない接続を許さない、とったセキュリティ対策として使用されることもあります。

MACアドレスは変更できる?

上記のような理由もあり、通常であればMACアドレスを変更することはありません。

ただし、機器によってはMACアドレスを変更することも不可能ではないので、セキュリティ対策として100%の信頼がおけるかといえばそうではないことに留意が必要です。

MACアドレスを変更するソフトを提供するメーカーもある
MACアドレスを変更するソフトを提供するメーカーもある

MACアドレスを変更するリスク

例えば、MACアドレスで接続制限をかけているネットワーク環境があるとします。

MACアドレスは同じ機器・製品であっても、異なる個体であれば異なる番号を持つため、そこに接続されているサーバーなどの機器をリプレイスする場合、機器が変わればフィルタリング設定も変更する必要があります。

この時、設定変更する手間を省こうとして、新しいインターフェースのMACアドレスを本来の番号から、それまで使用していた古いインターフェースの番号に変更したとしましょう。

こうすることで、新しいインターフェースに変わってもこれまでと同じMACアドレスとなりますので、フィルタリング設定を変更しなくても接続が可能となりますが、同じMACアドレスを持つ二つの異なるインターフェースが存在することがリスクとなってしまいます。

万が一、この古いインターフェースが正しく処分されずに悪意ある第三者の手に渡ってしまうと、本来は接続できない環境からでもターゲットとなるネットワーク環境に接続できるようになってしまうのです。

こういったことをリスクを避けるためにも、不用意にMACアドレスを変更せずに、本来のMACアドレスで正しい制限をかけることが必要です。

もちろん、自前で変更する以外にも、悪意をもってMACアドレスを偽装して接続される可能性はあるので、MACアドレスによるフィルタリングにだけ頼ることは危険です!

MACアドレスの確認方法

MACアドレスを確認する方法を紹介します。

Windowsの場合

前述のようなフィルタリング設定に必要となることが多いと思いますので、Windows端末で調べる機会も多いと思います。

コマンドプロンプトを起動

スタートメニューや”ファイル名を指定して実行”から、コマンドプロンプトを起動します。

ipconfigコマンドを実行

ipconfigコマンドに「/all」を付けて実行します。

コマンドラインで"ipconfig /all"
物理アドレスを確認

表示されたリストから、対象となるインターフェースの「物理アドレス」を探します。

物理アドレスを確認

複数のインターフェース(例えばNICが複数あったり、有線LANと無線LANを搭載している場合)があれば、その数の分だけ物理アドレスも表示されるので、必要なものをピックアップします。

上記画像の場合は”Wireless LAN adapter Wi-Fi”とあるので無線LANインターフェースですね。

Androidの場合

スマホのMACアドレスが必要になる場面は通常あまりないと思いますが、業務システムで使用するタブレット端末などで必要になることがあるかもしれませんので、Androidでの確認方法も押さえておきましょう。

[設定]を開く

設定の開き方は色々ありますが、どれでも構いませんので[設定]メニューを開きます。

Androidの設定を開く
[デバイス情報]を開く

接敵メニューの下のほうにある[デバイス情報]を開きます。

デバイス情報を開く
MACアドレスを確認する

デバイス情報に様々な項目がありますが、その中から「MACアドレス」を探します。

なおWi-FiのMACアドレスの他にも、Bluetoothなど無線接続する機器があればそのMACアドレスも表示されていると思います。

MACアドレスを確認

iOSの場合

Android同様、必要になる場面はあまりないと思いますが、確認方法は簡単なので覚えておきましょう。

[設定]を開く

[設定]メニューを開きます。

iPhoneの設定を開く
[一般]>[情報]を開く

[設定]メニューから[一般]>[情報]メニューを開きます。

一般を選択
情報を選択
Wi-Fiアドレスを確認

[情報]メニューの中にある「Wi-Fiアドレス」を確認します。

Wi-Fiアドレスを確認

まとめ

MACアドレスについて解説しました。

普段はあまり意識することが無いと思いますが、システム環境の構築などで必要になることもあります。

また使う場合によってはセキュリティリスクを伴うこともありますので、どういうものであるかはキチンと覚えておきましょう。

ABOUT ME
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理系大学卒業後、音楽の専門学校へ。ギター・ドラムでの音楽活動を経て、30歳手前でプログラマーへ転身。
ウェブシステム・スマホアプリ・マクロツールなど様々な受託開発を経験した後、メーカー企業で業務アプリケーションの開発に携わる。45歳を過ぎて独立、グローナレッジ設立。
応用情報処理技術者、ウェブデザイン技能検定3級、色彩検定2級、日商簿記2級。登山は富士山経験あり、マラソンはハーフ1h58m。
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