Acrobat Readerで「すべてのツール」を非表示に

PDFを表示するアプリケーションとして、Adobeが提供しているPDFリーダー「Acrobat Reader」を使用している方も多いと思います。
アプリ起動時、画面左側に表示される「すべてのツール」パネルは、人によっては使う機会が少ないかもしれません。
とは言え、毎回、非表示にするのも面倒ですよね?
「すべてのツール」パネル
Acrobat Readerは、PDFファイルを開いたときに、デフォルトでアプリ画面の左側に「すべてのツール」パネルが出ます。
ツールを使用するときは便利なののですが、単にPDFファイルを閲覧したいときは、ツールを表示している分だけファイル表示のエリアが狭くなってしまいます。

そのため、ファイルの表示エリアを広げるには、[×]ボタンで非表示にしないといけません。
この操作を毎回行うのは面倒なので、毎回[×]を押さなくて済む設定をします。
環境設定
アプリ左上にある「メニュー」から[環境設定]を選択します。

環境設定ウィンドウの”分類”から[文章]を選択し、その中にある「開き方の設定」の「文章を開くとき、すべてのツールパネルの最後の状態を記憶」にチェックを付けて、[OK]ボタンを押します。

アプリの画面に戻ったら、「すべてのツール」を[×]で閉じてからアプリを終了します。

これで次回、PDFファイルを開く際は、「すべてのツール」パネルが閉じた状態でアプリが起動します。

なお、すべてのツールパネルを使用したいときは、上部のメニューにある[すべてのツール]をクリックすればすぐに表示できます。

いざ使おうとしたときにも、すぐに表示できるので便利ですね。
設定時の注意事項
この設定は、「すべてのツール」パネルを常に非表示にするわけではありません。
“前回アプリ終了時と同じ状態でアプリが起動する”という設定なので、「すべてのツール」を開いた状態でアプリ終了した場合は、次回起動時は「すべてのツール」が表示された状態となります。
Acrobat Readerの有料版
なおAcrobat Readerは、個人向けとして主にPDFリーダーとして利用できる無料版の他に、多彩な機能が追加された有料版もあります。
有料版では、PDFの編集やwebフォームの作成など様々な機能が利用できるようになるので、単にPDFを閲覧するだけでなく、活用の幅が広がりますね。
個人向けの他にも、法人向けや学生・教員向けの料金プランもありますので、個々の状況に合わせたプランを選択できるようになっているようです。
興味をお持ちであれば、試してみてはいかかでしょうか。
